人気の写真ツアーとワークショップ
世界を旅して、最も素晴らしい風景を撮影しましょう
カメラを始めたばかりの方からプロのカメラマンまで、どなたでもご参加頂けます。手垢のついていないアイスランドの風景写真を収めたい方に特におすすめのツアーです。
観光客が少ないルートをご案内しますので、未開の荒野や野生動物など、アイスランドらしいワイルドな風景の撮影にチャレンジすることができます。
ワークショップの舞台となるウェストフィヨルドは陸の孤島のような地方で、広大な原野が広がっています。またスナイフェルスネス半島は、「ミニ・アイスランド」と呼ばれるほどバラエティに富んだ風景が見られるエリアです。
アイスランドの風景写真を狙うならベストシーズンはやはり夏。太陽が沈まないので夜更けまで撮影をすることができる上、パフィンなどの渡り鳥に出会うチャンスもあります。
パフィンが巣をつくるラゥトラビャルグの断崖はこのツアーのハイライトの一つでしょう。アイスランドの最西端(=欧州の最西端)にあたる崖です。また、世界的に有名なキルキュフェットル山や華麗なディンヤンディの滝なども訪ねます。
現地での移動にはゆったり快適なバスをご用意しています。
沈まぬ太陽を追いかける10泊11日の写真ワークショップ。人間の想像を超える自然が待つウェストフィヨルドへ、いざ出発です!日付を選択すると予約状況を確認できます。
19時になったらロビーに集合し、グループで近くのレストランに向かいます。
夕食をとりながら自己紹介やツアーの注意事項、アイスランド西部&ウェストフィヨルドの説明を行います。10日後にレイキャビクに戻ってくる頃には、見違えるほど写真が上達しているはずです!
夜はレイキャビク市内のホテルに宿泊します。
アルナルスタピ(Arnarstapi)ではアイスランド独特のビーチや大小の谷、玄武岩の洞窟、奇岩などを見ることができます。北大西洋の波も印象的です。
ガトクレットゥル(Gatklettur)には自然にできた岩のアーチがあります。Hellnagraunの溶岩原も撮影意欲をくすぐります。
次いでブージル(Búðir)という集落の外れにある、ブーザキルキャ(Budakirkja)という黒壁の小さな教会へ。19世紀に建てられ、1980年代に改修されて今の姿になりました。苔むした溶岩、素朴な石垣、遠くの山並など、全てが絵画的なロケーションです。近くには古い農場跡や、アイスランドでは珍しい黄色い砂のビーチもあります。
その後はグルンダルフィヨルズルという漁村にあるキルキュフェットル山(Kirkjufell)を撮影します。滑らかなピラミッド状の稜線が美しく、人気ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で一躍世界的に有名になりました。アングル・光・フォルムなど、ファインダーを覗く度に新しい発見があります。
麓に広がる町やフィヨルド、近くにあるキルキュフェルスフォスの滝(Kirkjufellsfoss)などの副題も魅力的です。
この日最後の撮影地はロゥンドランガル(Londrangar)の海食柱と、今にも崩れそうなクレーター、スヴァルスーファの丘(Svalþúfa Hill)です。スーフビャルグ(Þúfubjarg)の崖は、ミツユビカモメやウミガラス、フルマカモメなど、たくさんの野鳥が飛び交っています。もちろんパフィンもいます。
厳しい自然がつくった地形や、昔の漁師小屋跡も見られます。
夜はスナイフェルスネス半島に宿泊します。
付近で難破する船も多く、1911年に初めて灯台が建てられました。現在は二代目ののオレンジ色の灯台が行き交う船を見守っています。
次に、玄武岩の柱状節理の上を流れるクルックフォス(Klukkufoss)という小さな滝にご案内します。 スナイフェルスヨークトル氷河を水源とするモゥズライクル(Móðulækur)という川の一部で、近くには他にもたくさんの滝があります。
その後は半島の南側にあるデューパロゥンサンドゥル(Djúpalónssandur)のビーチに向かいます。滑らかな小石が湾沿いに堆積し、背後にはごつごつした溶岩台地が広がっています。
近くにある二つの小さな湖とガトクレットゥル(Gatklettur)という巨大な岩の撮影にも取り組みます。ガートクレットゥルの真ん中には大きな穴が開いており、岩をフレームに氷河を写すことができます。Fullsterkur、Halfsterkur、Halfdraettingur、Amlodiという名前がつけられた巨石もあります。カメラをしばし置いて、力試しをしてみては?
そして半島の北に向かい、ビャルナルホプン(Bjarnarhöfn)村の近くにある、緑が美しいベルセルキャフロイン(Berserkjahraun)という溶岩台地を撮影します。
夕方は再度キルキュフェットル山の撮影タイムです。
夜はスナイフェルスネス半島に宿泊します。
一番大きな島はフラテイ島(Flatey)といい、チャーミングな街並みや美しい自然、野生動物を目当てに夏は多くの観光客が訪れます。ブレイザフィヨルズルではたくさんのパフィンやキョクアジサシ、カモメ類を見ることができ、オジロワシも時々姿を見せます。
運が良ければ船からクジラが見られることも。フィヨルドには漁師網が張ってあり、新鮮な貝類の味見もできます。
ウェストフィヨルドに着いたら、アイスランド最古の鋼船、Gardar BA 64が打ち捨てられているSkápadalurの浜にご案内します。1912年に造られたこの船は捕鯨船として長く活躍しましたが、1981年に廃船になって以来、40年近くこの場所で風雨にさらされています。自然の中の朽ち果てた人工物として存在感のある被写体です。
次に訪ねるのはアイスランドの最西端です。ラゥトラビャルグ(Látrabjarg)では、高さ441メートルの断崖絶壁が14キロにわたって続いており、パフィン、ウミガラス、シロカツオドリ、オオハシウミガラスなど様々な海鳥が巣をつくっています。その数なんと数百万羽。1947年にここで難破したイギリス人漁師12人を地元の農夫たちが崖の上から引き上げた、大救出劇の舞台になった場所でもあります。
近くのビーチはロイザサンドゥル(Rauðasandur)と言います。「赤い砂」という名の通り、薄紅色の砂が見られるアイスランドでは珍しい砂浜です。最近は野外コンサート会場にもなっています。
19世紀には、この付近でショウンダ(Sjöundá)殺人事件が起きました。不倫からおぞましい犯罪に発展する物語は、グンナル・グンナルソン(Gunnar Gunnarsson)の『Svartfugl』という小説の題材にもなっています。英語版では「黒い崖」というタイトルが象徴的です。
夜はブレイザヴィーク(Breiðavík)の村に宿泊します。村の教会や海岸線、崩れかけた漁師小屋もおすすめのテーマです。
朝はフィヨルドの南岸にあるケティルダーリル(Ketildalir)を訪ねます。ここにあるセルアゥルダルル(Selárdalur)という谷は18・19世紀の牧師、ヨゥン・ソルラゥクソン(Jón Þorláksson)の生まれ故郷です。ソルラゥクソンは詩人としても活躍し、ミルトンの失楽園やクロップシュトックの『救世主』、アレクサンダー・ポープの『人間論』など優れた翻訳を残しました。
アイスランドの独立運動を率いた英雄、ヨゥン・シグルズソン(Jón Sigurðsson)もこのエリアの出身です。ヨゥンはフラプンスエイリ(Hrafnseyri)という小さな農場で生まれました。レイキャビクのオイストゥルヴォットルル(Austurvöllur)広場、国会の正面でも彼の銅像を見ることができます。
ちなみにアルトナルフィヨルズゥルが生んだのは歴史上の人物だけではありません。アイスランド民話では様々な怪物や魔術師の住む場所とされており、昔の人がこの風景に謎めいた力を感じていたことを窺わせます。
次に、フォスダルル(Fossdalur)の谷に立ち寄り、Fossという小さな農場にある同名の滝をご紹介します。
そしてこの日のハイライトはやはり、ディンヤンディの滝(Dynjandi)でしょう。ウェストフィヨルドで最もパワフルな滝は姿かたちも華麗で、多くのカメラマンを魅了してきました。
階段状になっているこの滝の落差は、7段合わせて約100メートル。最上段は綺麗な末広がりの台形型で、上底30メートル、下底60メートルの非常に収まりがいい形をしています。
水量も豊富で「雷鳴のような」という名に恥じない、大瀑布です。
夜はシングエイリ(Þingeyri)村に宿泊します。
都会の騒音から遠く離れたこの地域には雲まで届く山が連なり、人間が本当に小さく感じられます。大きな山をバックに佇む質素な農家はとてもフォトジェニックです。
この日はケルドゥダルル(Keldudalur)という美しい谷も訪ねます。アクセスの悪い、どちらかというと辺鄙な場所ですが、移動もまた旅のうち。車を降りて高い峰や澄んだ池を一目見れば、疲れも吹き飛ぶようです。
夜はシングエイリ(Þingeyri)村に宿泊します。
まずはウェストフィヨルド最大の町、イーサフィヨルズル(Ísafjörður)で撮影をします。周囲を山と海に囲まれた人口約2600人の漁村ですが、ウェストフィヨルドの文化・観光の中心地としての顔も持っています。複数の博物館やUniversity Center of the Westfjordsという高等教育機関があり、毎年イースターのころには "Aldrei fór ég suður"(「南に行ったことはない」の意)という音楽フェスティバルも開かれます。
次に訪れるボルンガルヴィークは西フィヨルド最北の集落で、イーサフィヨルズルに次ぐ第二の町です。海岸まで山が迫っているこのエリアは、ウェストフィヨルドで最も早く人が住み着いた場所の一つだそうです。自然科学博物館や、漁業をテーマとする野外博物館などがあります。アイスランド映画「Nói albínói」を見たことがある方は、町並みに見覚えがあるのではないでしょうか。
次いで標高638メートルのボーラフィヤットル(Bolafjall)山に登り、パノラマ写真に挑戦します。
その後、コルプダルル(Korpudalur)とインギャルドスサンドゥル(Ingjaldssandur)という谷を撮影します。コルプダルルでは古い農家をリノベーションした小さなホテルや、草原に溶け込むような小道、広い空、野鳥など、たくさんの主題を見つけることができるでしょう。海と湖はリフレクション撮影の練習に最適。特に夕焼けがおすすめです。
そして急な山道を登り、インギャルドスサンドゥルに向かいます。峠を越えると、谷が海に向かって開けています。もう農家は一軒しか残っていませんが、羊がたくさんいて、小さな教会もあります。ハンドメイドの地元特産品を売る小さな売店もあります。
夜はイーサフィヨルズルに宿泊します。
間には人の住む町はほとんどなく、フィヨルドに沿って断崖絶壁が続きます。北東側の海岸線はドランガヨークトル(Drangajökull)氷河に至るカルダロン(Kaldalon)という入り江を除いては比較的まっすぐです。
一方南側には九つの小フィヨルドがあります。そしてアイズエイ(Æðey)、ボルガルエイ(Borgarey)、ヴィーグル(Vigur)という三つの小島があり、たくさんの野鳥やアザラシがいます。息をのむほど美しい景色ですが、ところどころに見られる農場跡は北限の地で生き延びることの厳しさを物語っているようです。
スコートゥフィヨルズル(Skötufjörður)というフィヨルドには、改修されて博物館として公開されている農家があります。19世紀の農家の暮らしについて学ぶことができます。
スクトゥルスフィヨルズル(Skutulsfjörður)と アゥルフタフィヨルズ(Álftafjörður)の間に突き出した半島にあるアルナルネスヴィティ(Arnarnesviti)の灯台も撮影します。黄色と赤のツートンカラーが可愛らしいこの灯台は、1921年に建てられました。鋳鉄となまこ板でできています。周りの景色も素晴らしく、360度撮影を楽しめます。イーサフィヤルザルデュープで過ごす一日は、忘れられない体験になるでしょう。
夜はストランディ―ル地方(Strandir)にあるホゥルマヴィーク(Hólmavík)という小さな村に宿泊します。アイスランド魔術博物館がおすすめです。また、19世紀に建てられたホゥルマヴィーク最古の家も必見。今もチャーミングなカフェ&バーとして現役です。
村の郊外(約12キロ)にはアイスランドの養羊の歴史について学ぶことができる博物館があります。併設のカフェテリアでは地元の新鮮な食材を味わうことができます。
次に、クヴィートセルクール(Hvítserkur)という玄武岩の大きな一枚岩を見に行きます。ヴァッツネス半島から古の魔物のように立ち上がる奇岩です。フルマカモメ、カモメやキョクアジサシなどの遊び場となっている岩は鳥の糞で真っ白なことからこの名前がつきました。
日の出・日の入りの時間は光と影の具合で岩に表情が生まれ、ドラマチックな効果が得られます。海と風の侵食によって偶然できた形ですが、地元では太陽の光を浴びて石になったトロールの姿だと語り継がれているのも納得です。
夜はクヴィートセルクールの近くに宿泊します。
そして、最後にボルガルフィヨルズルにあるフロインフォッサル(Hraunfossar)を撮影します。ハットルムンダルフロイン(Hallmundarhraun)という溶岩原の縁から、氷河の溶け水が削り取った谷に向かって幾筋もの滝が流れ落ちている場所です。渓谷を流れる川はクヴィータゥ(Hvítá)といいます。
これでワークショップは終了です。この後レイキャビクに戻り、市内のレストランでお別れの夕食をとります。
ウェストフィヨルド撮影の旅は一生の思い出に残る夏休みになったのではないでしょうか。またいつか、アイスランドでお会いできる日を楽しみにしています!
・ご参加いただいた方には受賞歴もあるプロの風景写真家が編集したビデオをプレゼント(1500米ドル相当)。
・現地での移動には乗り心地が良く車内空間が広い車種を手配。
・宿泊施設にもこだわり、宿は選び抜いた良質のホテルのみを利用しています。
・当社のフォトグラフィーツアーや写真ワークショップのガイドは、受賞歴のある風景写真家です。
・必要最低限の荷物でご参加いただけるよう、追加料金なしでアイゼンやゴム長靴をご用意しています。
・当社のガイドは皆教え上手でフレンドリーです。ツアー中は撮影テクニックやポストプロセスについてわかりやすく丁寧に解説します。
・皆様がアイスランドで最高の写真を撮れるよう、ガイドが精一杯サポートさせていただきます!
万が一に備えて、お客様ご自身で医療費も補償される海外旅行保険に加入されることをおすすめします。日本の健康保険や医療保険は海外での怪我や病気は補償対象外となる場合がほとんどですのでご注意ください。 また、アイスランドの天気は非常に変わりやすく、ツアーが天候条件によって変更又はキャンセルとなる場合があります。アイスケーブ探検については、天候その他の条件が揃ったときにのみ催行いたします。また、オーロラは9月から4月の間が最も見やすい時期ですが、ご参加頂いた日に必ず見られるわけではないのであらかじめご了承ください。
2020年6月26~7月6日 ガイド:Oli