秋の写真ワークショップ14日間|アイスランドを一周
スケジュール
1 日目 - アイスランド到着日
ケプラヴィーク国際空港で入国手続きを済ませたら、首都レイキャビク市内まで移動します。ホテルにチェックインし、時間になったらロビーでガイドや他の参加者と合流してください。近くのレストランで夕食をとりながら、旅程の確認やメンバーの自己紹介などをします。
もっと見る2 日目 - スナイフェルスネス半島へ
朝8時にレイキャビク市内でピックアップ後、アイスランド西部にあるスナイフェルスネス半島(Snæfellsnes)に向かいます。小さなエリアに様々な景観が凝縮されているため、「ミニ・アイスランド」とも呼ばれている半島です。
ワークショップ1日目&2日目はこのスナイフェルスネス半島で行います。まず、アルナルスタピ(Arnarstapi)という小さな村の近くでごつごつした海岸線や岩の撮影にチャレンジします。大西洋の波や海霧、秋の光をうまく生かして石の質感を捉えます。
更に海岸に沿って車を走らせていくと、絵葉書のように美しいブージル(Búðir)の黒い教会が見えてきます。遠景には半島の名前にもなっている壮大なスナイフェルスヨークトル(Snæfellsjokull)。火山の上にできた氷河です。
この日最後の目的地は、アイスランドでも一二を争う美しい山、キルキュフェットル(Kirkjufell)です。アイスクリームコーンを逆さにしたような円錐形の稜線と、山麓の滝や小川、丘が美しく、カメラマンの間でも根強い人気を誇る撮影スポットです。
オーロラに照らされたキルキュフェットルも非常に美しいので、天候条件によっては夜も撮影を続けます。運よく光のカーテンが見られたら、帰国後自慢できる一枚が撮れるでしょう。
夜はスナイフェルスネス半島の宿に宿泊します。
もっと見る3 日目 - スナイフェルスネス半島(2)
この日もスナイフェルスネス半島の旅を続けます。前日回り切れなかった撮影スポットや、リベンジしたい場所にご案内します。
ロゥンドランガル(Lóndrangar)の岩も撮影予定です。海から立ち上がる巨大な玄武岩は、断崖が続く海岸にアクセントを添えています。
また海岸沿いに点在する小さな村々も、錦に色づく景色の中で風情たっぷりですし、壮麗な山やフィヨルドも見逃せません。この日もアイスランドらしい風景写真をたくさん収めることができるはずです。
日の入りの撮影は、ベテランガイドがその日のコンディションや参加者の希望に応じて最適な撮影場所を選びます。マジックアワーの柔らかい光を思う存分お楽しみください。
撮影後はスナイフェルスネスの宿に戻ります。
もっと見る4 日目 - クヴィートセルクールの奇岩(アイスランド北部)
撮影ツアー4日目はスナイフェルスネスを後にし、更に北にあるヴァッツネス半島(Vatnsnes)に向かいます。荒々しい自然の景観が広がり、野生のアイスランド馬が多くいるエリアです。
西側の海岸は一年を通してアザラシが棲息していることで有名です。アザラシが見られなくても、海の展望が美しく、晴れていればウェストフィヨルドのストランディール地方まで見渡せます。
そしてこの日のハイライトはクヴィートセルクール(Hvítserkur)の奇岩です。浅瀬に立つ高さ15メートルの玄武岩で、角度によって竜が水を飲んでいるところにも、アイスランドの鬼、トロールの姿にも見えます。地元の言い伝えでは、逃げ遅れて朝日を浴びてしまったトロールが石になってしまったのだとか。
伝説を信じるかどうかは別として、とにかくフォトジェニックな岩です。アングルや光の活かし方についてベテランガイドが知識や経験を惜しみなく共有しますので、様々な構図にチャレンジしてみてください。
夜はヴァッツネス半島の宿に宿泊します。チェックイン後も必ず窓の外をチェックしてください!14日間の宿泊先の中でも最も人里離れたエリアの一つですので、大気汚染や光害が少なく、オーロラが綺麗に見えるチャンスが高い場所です。
もっと見る5 日目 - ミーヴァトン湖
ツアー5日目は広大なエイヤフィヨルズル・フィヨルドに抱かれた「北の都」アークレイリ(Akureyri)に向かいます。北欧らしい街並みを見ながらフィヨルドを抜け、山を越えたところがこの日最初の撮影地です。
アークレイリから程近いゴーザフォス(Goðafoss)は、どこから切り取っても絵になる滝です。最高のライティングで撮影できるよう、ガイドが到着のタイミングを調整します。この「神々の滝」は西暦1000年のキリスト教国教化の舞台として歴史の教科書にも登場します。
秋のゴーザフォスは周りの大地が繊細な色に染まります。滝が半円形をしているので、様々なアングルから撮影をお楽しみください。
その後は、アイスランドの火山性の湖の中でもひときわ美しいミーヴァトン湖(Mývatn)へ。この一帯の地形は噴火によってできたもので、惑星としての地球の活動の跡を今でもはっきりと見て取ることができます。
大小様々の岩やクレーターが見られる広大な溶岩原、ディムボルギル(Dimmuborgir)もその一つです。謎めいた形をした岩石が撮影意欲を掻き立てます。夢中になって撮っているうちに迷子になってしまいそうです。辺りはまるで別の惑星に降り立ったかのような雰囲気。世界中を席捲した海外ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地としても使われたのも納得です。
夜はミーヴァトン湖エリアの宿に宿泊します。付近にはオーロラの前景におすすめの場所がたくさんあるので、オーロラが出たら夜も撮影に出かけます。
もっと見る6 日目 - アイスランド北部の滝
ツアー6日目はオフロードも楽々走れるよう改造したスーパージープに乗り込んで、アイスランドの中央高原地帯ハイランド地方の滝を見に行きます。スキャゥルファンダフリョウト川にある、アルドエイヤルフォス(Aldeyjarfoss)とフラプナビャルガフォス(Hrafnabjargafoss)です。
アルドエイヤルフォスのテーマは、柔らかく透明な水と滝を囲む黒い玄武岩の柱状節理のコントラストでしょう。周囲の秋の色にも注目したいところです。
フラプナビャルガフォスもやはり火山岩の河床を流れていますが、鮮やかなブルーの滝つぼは魔法がかかっているかのよう。アイスランドの滝は本当に個性が豊かです。
一日かけて納得のいく一枚を仕上げたら、再びミーヴァトン湖エリアの宿に戻ります。
もっと見る7 日目 - ミーヴァトン湖の地熱地帯
ツアー7日目はミーヴァトン湖エリアの撮影を続けます。湖の東にあるナゥマスカルズ(Námaskarð)は地熱活動が活発なエリアで、オレンジ色の砂、湯気が立ち上る泥だまりなど、原始的な風景が広がっています。
噴火によってできたクレーターとしては世界最大のクヴェルフェットル(Hverfell)にもご案内します。草木一本生えていない巨大な窪地は直径は1キロにも及びます。たっぷり時間をとってあるので、クレーターの縁をハイキングをしながら撮影をします。
そしてこの日の締めくくりは、ミーヴァトン・ネイチャー・バス(Mývatn Nature Baths)です。旅も折り返し地点。火山の恵みを全身で感じながら、ゆっくりとおくつろぎください。
夜は再びミーヴァトン湖エリアの宿に宿泊します。
もっと見る8 日目 - アイスランド東部
アイスランドの秋を訪ねる旅はまだまだ続きます。この日はミーヴァトン・エリアに別れを告げ、一路東へ。最初の目的地は欧州で最もパワフルな滝デティフォス(Dettifoss)を擁するヨークルスアゥルグリュブル渓谷です。
幅100メートル、高さ45メートルのデティフォスは一度見たら忘れられない風景です。これまでのワークショップで培ったスキルを活かして、その圧倒的な存在感の表現にチャレンジします。
その後は高地にある砂漠を抜け、いくつもの峠を越えて、時が止まったようなイーストフィヨルド地方(Eastfjords)を訪ねます。都会から遠く離れたこの地方では、切り立ったフィヨルドから火山性の砂漠、万年雪を頂く氷河など、様々な質感を含んだ景色が展開します。
夜はデューピヴォーグル(Djúpivogur)という静かな漁村に宿泊します。小さな港を飲み込んでしまいそうな山並みが印象的です。
近くにあるRjúkandiの滝へも足を延ばします。階段状になって流れる滝は美しさも迫力も十分。周囲の紅葉が進む秋の風景は格別です。
もっと見る9 日目 - ヨークルスアゥルロゥン氷河湖&ダイヤモンド・ビーチ
ツアー9日目はヴァトナヨークトル国立公園と、「アイスランドの至宝」ヨークルスアゥルロゥン氷河湖を訪ねます。氷河湖周辺は本当に撮影し甲斐のあるエリアなので、たっぷり3日間かけてワークショップを行います。
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖(Jökulsárlón)を初めて目にする人は、巨大な氷山がゆったりと海に向かって流れていく光景に息をのまずにはいられないでしょう。白や青に輝く氷塊には、はるか昔に堆積した火山灰が黒い筋となってあらわれています。
この日は終日ヨークルスアゥルロゥン氷河湖で過ごします。太陽の位置や雲の動きによって湖は刻々と表情を変えるので、様々なアングルを試しながらこの絶景をお楽しみください。湖畔には多くの野鳥が巣をつくり、アザラシが寝そべっている姿が見られることも。動物写真に興味がある方はチャンスです。
それぞれが思い通りのショットを収められるように、ベテランガイドが丁寧にサポートいたします。勝負はやはりマジックアワー。柔らかい光に照らし出された氷の世界はこの世のものとは思えない美しさです。
夜は氷河湖近くの宿に宿泊します。
もっと見る10 日目 - ヴァトナヨークトル国立公園
起床後は再びヨークルスアゥルロゥン氷河湖に向かい、朝日の下で氷河湖の撮影をします。氷河湖のベストショットを更新できたら、隣接するダイヤモンド・ビーチへ。
この砂浜には氷河湖から流れ着いた形や大きさも様々な氷のかけらが散らばっています。濡れたクリスタルのような氷塊とビーチの黒砂のコントラストは強烈で、なんとも魅惑的な写真になります。
氷河湖での撮影後は、参加者の意向によって氷河を中心に付近の撮影スポットをご紹介します。
夜は再びヨークルスアゥルロゥン・エリアの宿に宿泊します。オーロラ遭遇率が高い場合は、もう一度氷河湖に向かいます。
もっと見る11 日目 - ヴェストラホルン山
11日目はヴァトナヨークトル国立公園の東部に向かい、ストックスネス半島のブラックサンド・ビーチから、ヴェストラホルン(Vestrahorn)山の偉容を仰ぎます。
ヴェストラホルンは世界中のカメラマンが憧れる撮影地です。標高は454メートル。いくつもの尖った峰を持ち、鋭い稜線が一気に海まで切れ込んでいます。朝日や沈みゆく太陽の光の下では特に妖しげな魅力を放つ山です。
時間はたっぷりとってありますので、足元に白波を従えたヴェストラホルンを心行くまで撮影してください。運よくオーロラが出れば、いよいよカメラ遊びが止まりません。
夜はヨークルスアゥルロゥン氷河湖近くの宿に宿泊します。
もっと見る12 日目 - レイニスフィヤラのブラックサンド・ビーチ
名残惜しいようですがこの日はヴァトナヨークトル国立公園を後にして、南海岸の風光明媚な漁村、ヴィーク(Vík í Mýrdal)に向かいます。
火山や溶岩源、湖、ブラックサンド・ビーチ、滝や氷河などが美しい南海岸エリアは、秋の色がよく似合います。
この日はヴィーク村やその周辺の景色を中心に撮影します。特にブラックサンド・ビーチと玄武岩の海食柱、レイニスドランガル(Reynisdrangar)が綺麗に見える撮影スポットへ、ガイドがご案内しますのでご期待ください。
ヴィークの近くにあるレイニスフィヤラ(Reynisfjara)は世界的に有名な黒い砂浜です。南国以外のビーチで世界一美しいと言われています。ここからはレイニスドランガルをまた違ったアングルから撮影できるほか、背後に聳える玄武岩の柱状節理も見ることができます。
レイニスフィヤラで日の入りの撮影を楽しんだ後は、ヴィーク村の宿にお連れします。
もっと見る13 日目 - 南海岸
ワークショップの最終日です。南海岸の絶景をご紹介しながら、レイキャビクを目指します。
この日最初の撮影地はディルホゥラエイ(Dyrhólaey)です。海に大きくせり出した岬で、同名の巨大な岩のアーチや南部の海岸線、レイニスドランガルの海食柱を望むことができます。
時間があればソゥルへイマヨークトル(Sólheimajökull)という氷舌にも寄り道をします。南海岸からはアイスランドの氷河の多くを見ることができますが、ここは氷河を間近で観察することができるおすすめの場所です。両側に嶮しい崖が迫っているのもドラマチックです。
次いで、アイスランド南部で最も有名な滝を撮影します。スコゥガフォス(Skógafoss)は雨でも晴れでも様になる、壮大な水のカーテンです。落差は60メートル。アイスランドでも指折りの大きな滝で、秋の色が目にも鮮やかです。日が射していれば、前景に虹を収めることもできるかもしれません(ダブルレインボーがかかることもあります)。
スコゥガフォスと並び称されるのが、すぐ近くにあるセリャラントスフォスの滝(Seljalandsfoss)です。背後に洞窟があるため、裏側に回り込むことができるのが特長です。様々な角度から一味も二味も違う滝の写真を撮影できます。
道中、車窓からは二つの活火山が見えます。一つは頂上に万年雪を頂く、標高1490メートルのヘクラ山(Hekla)。「地獄の入り口」とあだ名され、今でもアイスランド人に恐れられている山です。そして活字では目にしたことがあっても発音が非常に難しい、エイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajökull)。2010年に大噴火をして欧州中の空の交通を大混乱に陥れたのは記憶に新しいところです。
レイキャビク中心部の宿にチェックインしたら、再びグループで集合し、皆でディナーに出かけます。ワークショップの感想や編集のテクニック、旅の思い出など、最後まで話題は尽きないでしょう。
もっと見る14 日目 - アイスランド出国日
いよいよ旅の最終日です。名残は尽きませんが、アイスランドで最後の朝食を楽しんだら、レイキャビクからケプラヴィーク国際空港に移動します。たくさんの写真や思い出をお持ち帰りいただけたら幸いです。
もっと見る 免責事項
万が一に備えて、お客様ご自身で医療費も補償される海外旅行保険に加入されることをおすすめします。日本の健康保険や医療保険は海外での怪我や病気は補償対象外となる場合がほとんどですのでご注意ください。
また、アイスランドの天気は非常に変わりやすく、ツアーが天候条件によって変更又はキャンセルとなる場合があります。アイスケーブ探検については、天候その他の条件が揃ったときにのみ催行いたします。また、オーロラは9月から4月の間が最も見やすい時期ですが、ご参加頂いた日に必ず見られるわけではないのであらかじめご了承ください。
日付・ガイド
2020年9月1日~14日 ガイド:TBA
2020年10月4日~17日 ガイド:TBA